神道指令は、1945年に出された、GHQが日本政府へ向けた覚書(指令)である。現在の日本で有効な法律ではない。
GHQ統治下において「政教分離」がどのように条文化されていたのかを知ることができる。もちろん国家神道をターゲットとしているのだが、あらゆる「宗教、信仰、宗派、信条あるいは哲学」について国家の介入を禁止していることに注意してほしい。
とくに、公的な資金と宗教がなぜ厳密に分離されるべきとされていたのか、公私の区別をどのように設定し、公的資金の使途をどのように制限していたのか、分かりやすいと思う。
かな表記を平仮名にするとともに、表現を現代風にしたものと原文(日本語)を用意した。誤訳はあるかもしれない。